カーリング日本選手権の実況

感動をありがとう。

 

 

カーリングの日本選手権女子が、３月８日から青森で開催されていました。

でも、テレビで放送されるのは、アイドルの様に騒がれるチーム青森とカーリングブームの盛り上がり。

ニュースのサイトで報道されるのは、チーム青森が初戦で４－９で敗れる、との結果とちょっとしたインタビュー記事。

現地に観戦に行けず、テレビで試合が放送されないので、スコアボード以上の情報は自分達には伝わってきませんでした。

 

伝わってこないとあきらめていました。

 

自分の中で盛り上がったカーリング熱でしたが、スコアボードの結果数字だけでは、

あのオリンピックのライブの緊張と熱気は読み取ることができません。

１投ごとに変わるハウスの状況と、スーパーショットで一気に流れが変わるカーリング観戦の醍醐味は、

テレビで放送されないと楽しめないと思います。

 

テレビじゃないと、と決め付けていました。

 

でも、テレビもラジオも放送をしない日本選手権ですが、この週末、思いっきり楽しむことができました。

 

 

カーリングなんでも実況スレ

 

 

ここに神が舞い降りました。

いや、舞い降りたのではなく、みんなの知りたいという気持ちに、伝えられる状況にいる人達が努力し、

足りない所を補い合い、ひとつのながれ（右下がり）を創り上げました。

 

最初は結果の情報でもあるかな、と２ちゃんを巡っていたのですが、このスレにたどり着いてからは、

仕事も手につかず現地から送られてくる文字情報に一喜一憂するようになりました。

 

常呂ガードヒット
黄赤黄
小野寺ガード
中
黄赤黄

最低限の文字情報ですが、ハウス内のストーンの状況が理解できる内容で、

ある程度の知識があればこれでわかります。盛り上がれます。

試合を重ねるごとに、「黄隠赤隠」などと実況も文字が進化していきます。

そして金曜日からは、現地からライブカメラで画像を送ってくれる方（後に方々？）もあらわれ、

次スレを立てて誘導に協力する方、ライブサーバの負荷分散にミラーサイトを提供する方々など、

いろんな人たちの協力が、実況を進化させていきました。

 

試合も手に汗握る展開で、非常にすばらしい内容だったのですが、

この実況スレの盛り上がり自体もすばらしく、興奮と感動のながれ（「な」にアクセント）でした。

決勝戦は外にいたので携帯から見ていたのですが、それでも本当に楽しめました。

 

 

ここで言うのもなんですが、

ドラマティックな試合を魅せてくれた選手の皆さん、ありがとう。

チーム青森はもちろん、チーム長野も常呂中もお疲れ様でした。熱い試合の連続に感動しました。

そして、現地から試合を伝えて下さった皆さん、本当にありがとう。

自分が楽しむのを犠牲にして、伝える、ってことに力を注いでくれていたはずです。

そのおかげで東京にいながら、オレは試合を楽しむことができました。

それと、このスレで盛り上がっていた皆さん。

いろんな人がいたと思いますが、チーム青森だけでなく他のチーム、選手も応援し、

いいプレイ（だと思われるプレイ）には、素直に賞賛できていた、「カーリング」が好きな人達がとても多かった気がしました。

 

 

これでカーリングがまた好きになりました。